カリギュラオーバードーズ クリアしました

カリギュラオーバードーズやってました

どうも、たろー(@kentarobojin)です!

 

PlaystationPlusで先々月くらいにフリープレイに選ばれていたのでダウンロードしておいたのですが、ちまちまやってましてようやくクリアしました。二週したんですが、50時間くらいだったかな?

 

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ペルソナ感溢れるゲーム内容

 

カリギュラオーバードーズは、昔PS VITAで出ていた作品だそうで、PS4Nintendo Switchにも移植された人気作ということです。

 

内容としては、μというヴォーカロイドが電脳世界で自我を持ち、みんなが嫌だと思っている現実から、人々を幸せにするために自分が作った仮想世界に閉じ込め隔離してしまうというお話。基本的に隔離された人たちは、そこが現実だと思い込みなんの違和感もなく暮らしているのだが、その違和感に気づいた主人公たちが現実世界に戻ろうともう一人のヴォーカロイド・アリアと奮闘する、という形でストーリーが進んでいきます。

 

で、この主人公たちの能力を開眼させる描写が、ペルソナちっくでありまして、自分の感情を爆発させた状態を調律してもらった状態で戦うというもの。カリギュラでは、カタルシスエフェクトと言ってますが。

 

話の内容も、自分のトラウマと戦うことがメインもサブもストーリー的には中心になってます。

 

実験的な戦闘システム

最初にびっくりするのが、戦闘システムではないでしょうか?

 

イマジナリーチェインというシステムが採用されていまして、これが何かというとその行動をとった未来がわかるというもの。

 

…何言ってんだオメー、という声が聞こえてきそうですが…。

 

例えばドラクエで言えば、たたかうを選べば勇者はスライムに攻撃をしかけますよね?カリギュラはたたかうを選ぶと、その結果があらかじめ表示されるのです。そして、その結果が重なり合って、全員の行動が終わった後にこういう結果になりそうですよ、というのがわかります。

 

主人公が攻撃しようとしているが、相手の攻撃の方が早いのでその攻撃は潰されますよ、みたいな未来も見えるので、例えばその際は一度主人公は防御を選んで敵の攻撃を防いでから反撃!みたいなのがあらかじめシミュレーション出来るという感じです。

 

最初はとっつきにくい戦闘システムだなぁと感じましたが、やってみるとこれが奥が深い。高難易度になると、ちょっと判断を間違えると平気で殺されますんで、戦略たててコマンドを選ぶ必要性があるわけですね。

 

敵が強くなると結構めんどくさいシステムなんですが、私は結構面白いなと感じましたね。

 

魅力的な登場人物たち

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鳴子推しですが、他のキャラクターたちも結構魅力的です。

 

このゲームが上記でも説明しましたが、登場人物たちのトラウマや直面したくない現実にスポットを当てているので、出てくるキャラクターたちの魅力を深掘りすることになり、一人一人のエピソードが終わる頃には、こいつにも色々あるんだなと考えるようになります。

 

そすると憎めなくなっちゃうんですよねー。まぁ一部憎める奴もいますが…。

 

敵役として登場する、楽士と呼ばれる面々もそうで、楽士と一緒に行動するルートを辿ると彼らの人間性にも触れることになり、こいつらはこいつらで色々あってこっち側にいるんだなというがわかる作りになってまして、かなり考えられてるなーという印象です。もちろん、楽士側にも救いようのないやつはいますけどね。

 

この手の話はキャラクターに魅力がないと薄っぺらい話になっちゃうんで、作り手もかなり考えて作りこんだんだなぁと思います。

 

ネタバレありで

 

さて、ここからは少しネタバレも含めて書いていきます。

 

この作品は、帰宅部ルートと楽士ルートの二つのルートが用意されていまして、一応私は両方クリアしました。が、最初に楽士ルートを選んでしまったので、初回プレイはバッドエンド?になってしまいました。

 

が、しかし、この楽士ルートというのが曲者で、このゲームは楽士ルートを選ばないと、ゲームの情報量が半減してしまうんですね。楽士の奴らも考えを持った人間たちで、単純に帰宅部の敵なだけではないというのがわかるようになってます。

 

楽士ルートの最後はあまり気持ちのいいもんでもないですが、一度はプレイしてみることをお勧めします。

 

このゲームの感想ですが、万人にオススメできる、面白いRPGだと思います。戦闘システムも意欲的で面白いし、ストーリーもよく練られている。

 

ただ一点気になったのが、主人公についての情報がほとんど出てこなかった点でしょうか。なんどか自身のことについて選択肢があったりするのですが、それがストーリーに直接影響しているか?というと疑問ですし、エンディングを迎えた時も主人公がどうだったのか?という描写は一切ありません。

 

スイートPのように、現実世界では実はキモオタオヤジ、なのかもしれない?なんて考えたのは私だけでしょうか??

 

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現実では脂ギッシュなデブオヤジのスイートPさん

 

モブも含めると、登場人物が500人くらいいるので、全員のトラウマを解消するにはえらい時間がかかりそうなカリギュラオーバードーズ。私は途中で挫折しましたが、全員のトラウマを解消したら、主人公たちのステータスがとんでもないことになりそうですね。

 

暇があったらちょっとずつやってみようか、な?いや、もうやらないだろうなw