Detroit Become Humanクリアしました(1週目)
遠くない未来の物語だったDETROIT
ゲーム最高!
だれだ大人になったらゲームなんかやってられないなんて言ってたやつ!
俺はこの先もずっとゲームやったるぜ!
と固く決意ができるゲームでした。
終わり。
AIと人間の共存について考える
まぁ、それだけじゃあれなので、もう少しつらつらと書いていきます。
このdetroit become humanは人間とAIが共存する近未来を描いたゲームです。一応、物語的には、まだ人間が上でアンドロイドを購入し、奴隷的な立場で使役するという設定。
人間に使われてるだけだったアンドロイドが自我を持ち(物語上は変異し)、人間に対して人権を求めるというお話。白人に迫害されていた黒人のような、イメージ的にはそんな感じでしょうかね。そして、そのアンドロイドの立場を人間がプレイするというのがまた面白いではないですか。
物語を進めていると、果たしてどちらが人間なのか?という気持ちに陥ってきます。変異したアンドロイドは人間と同様に自我や感情を持ち、損得や正しいこととは別に、自分がしたいこと・行わなければならないを選択し始めるのです。
物語の展開もドラマみたいで見応えがあるし、CGも実際の人間が使われているような綺麗さ・繊細さですし、背景に至るまで本物かと思うようなクオリティです。しかもそれがそのまま動くというのがスゴイですよねぇ。動画だけはすごい綺麗ってのはよくありますが、こんなん日本のゲームじゃ再現難しいでしょ、と思いますよほんと。
で、キモである人間とAIの共存ですが、なんか本当にありえそうなお話で近い将来、同じようなことが起きそうな予感。
映画アイ、ロボットみたいな中央集権的AIもめっちゃ怖いですけどね、このDetroitのAIはおそらく独立系プログラムなのかな?カーラが登場するシーンで、記憶まで復元できなかったという説明があったので、ネットに繋がっててバックアップを常に取っている、という感じではなさそうです。
つまりスタンドアロンのAIなので、自我を持ちやすいのかもしれませんね。
興味深い3人のアンドロイドたち
このゲーム、操作するのは3人のアンドロイド。この3人が三者三様で興味深いのです。
マーカス
資産家の絵描きの爺さんの世話をしているアンドロイド。ある事件をきっかけに、アンドロイド達のリーダーとなり、アンドロイドの独立を目指すようになる。
カーラ
ある家庭のお手伝いさんアンドロイド。いわゆるメイドですね。一緒に住んでいたアリスという少女と心を通わせ、母と子の関係になっていく、という話。
コナー
ハンクという刑事の相棒的アンドロイド。一緒に事件を捜査し、だんだんと本当の相棒になって行く、という話。私はコナー編が一番好きでした。
人間同士ではありきたりな話なのに、一方がアンドロイドになるだけでこれだけ物語に深みが出るのだから面白いものです。なんで私がコナー編がいいな、と思ったのかというと、アンドロイドと人間は絆を深めることができるのか?というテーマに可能性を感じたからなんです。
「お前は人間じゃないからわからないんだ!」
「なぜ人間は合理的な判断をしないのか?」
みたいな話って、人間とアンドロイドだから織りなせるテーマなんじゃないかなーと思うんですよね。
カーラ編の親子問題も同様です。これって血が繋がってないけど親子になれるの?みたいな話と一緒なんだと思うんですよ。血が繋がってない親、というテーマは人間でもできますが、さらにアンドロイドってなると越えるべきハードルが多すぎじゃねー!なんて思いますもんね。
2週目やるかどうか?
さて、そんなわけでテーマは面白いし、物語もかなーり考えられていて映画を見ているみたいに楽しめるゲームなんですが、2週目をやろうかどうかはちょっと考え中です。というのも、話が重いので、もう一回やる気力が湧くかどうか微妙だからです(笑)
ネタバレも含んで書いて行きますが。
初回プレイで、私が歩んだ結末は、
コナー:変異し、自我を持ち、アマンダにも打ち勝ち、ハンクとも友情を築けた。
マーカス:ノースと恋人状態になり、アンドロイドのカリスマとなった。
カーラ:逃げ切れずアリスとともにジェリコで死亡した(ぉ
という感じです。カーラのみやらかしました、というかあの選択肢でどうやって初回で生き延びろというのかw
人間ドラマが強ければ強いほど、また最初のエンドがグッドエンドであればあるほど、バッドエンドに向かうようなゲームの進め方はしたくないと思うのですがどうなんでしょうかね?コンプリートするためにみんなやるのかな?私はやりませんね、そんなゲームのやり方は…。
ですから、カーラ編のみやり直したいなぁという感じです。それ以外はまぁ概ねうまくいったので、とりあえずいいかな。
また、いまいち乗り切れない理由として、操作のコマンドがイマイチというのがあります。いや、操作はまだいいんですけど、その操作までこっちでやる?というコマンドが結構多いんですよ。ドアを開けるとかさ、選択肢として開ける操作があるのはいいんだけど、ストーリーの流れとしてドアを開けるって場面だったら操作しなくてよくない?と思ったのは私だけ?
ストーリーが良かった分、めんどくさい操作が挿入されるとそこで寸断されちゃうんで、なんだかなぁと思った次第です。
間違いなく神ゲー
とはいえ、良作で神ゲーなのは間違いないと思います。飽きる場面もなく最後まで進めたのは単純に言ってもスゴイゲームだからだし、選択肢で真面目に悩むってのも感情移入できてる証拠です。
マーカスとコナーが対峙する場面で、お互いの操作を自分でやってるところなんて、
「私はどっちに肩入れすればいいんだ!」
と頭を抱えちゃいますからね、いや、その時はお互い必死なので頭も抱えられない状況なんだけどさ。
おそらくこのゲームはなかなか安くならないと思いますが、間違いなく2018年のトップ10に入るゲームになると思いますので、やってみることをお勧めします!多分中古でも結構いい値段で売れると思うので、今年やるならほぼ損しないと思いますよー。
売り上げランキング: 53